2014年6月14日土曜日

64bit化の利点 その2

前に64bit化の利点と欠点を書きましたが、その2です。

64bit化の利点として、他にも以下があるとのことでした。
  1. 消費電力が良い
  2. セキュリティが良い
1の消費電力が良いについては、ソースは忘れましたが、64bitの方がコードが最適化されているためだとかなんとかだったような・・・ ドライバの出来にも左右されるようです。Linuxでは、ドライバもソースは同じと思われますので、計測してみました。

 使用したのは以下のTAP-TST5です。


使用したOSはFedora20のLiveUSBで、Core i5-2500Kのデスクトップ機に以下のUSBメモリに入れてOSを起動しました。

OSが起動後、しばらくしてから確認すると32bit版と64bit版の両方とも41ワットでした。

元のソースが分からないですが、ARMの64bit版の話で、Intelの話では無かったかもしれません。また、64bitの方が速度が早く、処理が速く終わるからという話であったかもしれません。

ただし、メモリ使用量はやはり、64bitの方が多いです。freeコマンドで確認したところ、以下のようになっていました。

OSアイドル時消費電力使用メモリ(キャッシュ含む)使用メモリ(キャッシュ除く)
32bit41W1,368,672MB402,600MB
64bit41W1,594,216MB621,040MB

もしかすると、細かくは違うのかもしれませんが、少なくてもデスクトップ機レベルでのアイドル時においては消費電力はあまり変わらないようです。






セキュリティについては、ゴールデンウィークにInternet Explorerの脆弱性が話題になりましたが、64bitであれば対策方法があるとの話がありました。これは、64bit版のWindowsでは、DEP(データ実行防止:データに埋め込まれたプログラムの実行を阻止する)と呼ばれるセキュリティ機能がデフォルトで有効になっているためです。32bit版では設定を行う必要があります。

また、ASLR(アドレス空間配置のランダム化:データやプログラムのメモリに配置される位置をランダム化することで、読み取りや書き換えを困難にする)においても64bitの方がメモリの範囲が広いためによりランダムにしやすく、攻撃しにくいそうです。

特にWindowsを使う人はセキュリティを考えるなら64bit版を使用した方がいいのでしょう。

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